当恊会では視覚障がい者への理解を深め、共に生きる社会を創るために、市内小学校を訪問して「視覚障がい者理解のための講座」を開催しています。

対象者

  • 市内小学校
  • その他、当講座の開催を希望する団体

内容

  • ギターまたは三味線の演奏
    ギター教室三味線教室で、がんばって稽古している成果を披露できればと思っています。

  • 講話
    視覚障がい者が日常生活で困ったことや楽しかったことなどを、率直にお話ししています。

  • グッズ(日常生活用品)の説明
    視覚障がい者にも使いやすいように作られたグッズ(ユニバーサル・デザイン)について、シャンプーの容器などの実物を示しながら説明しています。

  • 手引き(ガイドヘルプ)体験
    視覚障がい者への声かけの方法や安全な誘導方法を、実践を通して学んでいただきます。

手引きのポイント

手引きをする人は、目が不自由な人の斜め半歩前に立ち、後ろから腕や肩を持ってもらいます。

手引きする人は、目の不自由な人のペースに合わせて歩きます。

目が不自由な人の不安を取り除くため、どのような所を歩いているかを伝えるようにしましょう。特に曲がる時や階段を昇降する時は、「右」「左」「上り」「下り」などを必ず言葉で伝えましょう。

  • 白杖(アイマスク)体験
    実際にアイマスクを着けて、白杖をたよりに点字ブロックの上を歩いていただきます。

白杖について

視覚障害者が持っている白杖には、主に二つの役割があります。一つ目は周囲の障害物や段差を探りながら、安全に歩行するためです。二つ目は白杖を持つことで、周囲に注意を促すためです。

点字ブロックについて

点字ブロックには、主に警告ブロック(点状ブロック)と誘導ブロック(線状ブロック)があります。

警告ブロックは、危険箇所等の位置を示すブロックです。点が並んだ形状をしており、階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、駅のホームの端等に設置されています。

誘導ブロックは進行方向を示すブロックです。線が並んだ形状をしており、視覚障害者が突起の方向にしたがって進むことができるように設置されています。

  • 点字体験
    実際に点字で名前などを打つ体験を通して、理解を深めていただきます。点字の仕組みについては、社会福祉法人 日本点字図書館の「にってんキッズページ」を参考にしてください。

「視覚障がい者理解のための講座」の開催を希望される学校へ

  • 毎年4月に市教育委員会を通じて募集しますので、その際にお申し込みください。
  • 会場は体育館を想定しています。別紙のレイアウトで開催しますので、準備をお願いします。
  • このページなどを参考に事前学習をしていただくと、より深いに学びになると思います。